原因
多臓器不全は、重症感染症のひとつである敗血症、重度のやけどや外傷、大量出血などを原因として発症します。
通常、体内で炎症反応が生じた場合、炎症反応が増強しすぎることのないよう、ある程度ブレーキがかかるシステムが備わっています。
しかし、先に挙げたような病態が存在する状況では、身体の中でさまざまな物質が放出され、炎症を誘導したり、逆に炎症を抑えるようにしたりといったアンバランスが生じ、制御不能な状態に陥ってしまいます。
その結果として、肺や肝臓、腎臓、脳など複数の臓器にわたりさまざまな機能障害が生じ、多臓器不全を発症します。
医師の方へ
「多臓器不全」を登録すると、新着の情報をお知らせします