治療
物理的な刺激やアレルギーが原因となって発症している場合には、日常生活のなかで局所に対しての刺激を避ける努力をすることで治癒を期待できます。下着がむれるだけでも外陰炎になることがあるため、風通しのよい下着を着用するのも有効です。
また、下着に残っていた洗剤が原因となって外陰炎を発症することもあるため、洗濯の際にしっかりとすすぎをおこなうことも大切です。場合によっては、洗剤の種類を変更することも検討する必要があるでしょう。
局所の清潔を保つために、毎日お風呂に入ることも大切です。ただし、石けんが刺激となって外陰炎が生じることもあるため、石けんの使用は必要最低限に抑え、過剰にこすることも避ける必要があります。お風呂あがりには外陰部を湿ったままにせず、しっかりと乾かした後に着替えをすることも大切です。細菌や真菌などの感染症が外陰炎の原因と考えられる場合、抗生物質や抗真菌剤などの適切な抗菌剤投与が必要です。その場合、局所の洗浄と共に適切な治療期間を守ることも重要です。
日常生活上に注意を払うことで外陰炎の改善を期待できますが、症状が強い場合には上記の塗り薬で治療をおこなうこともあります。
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