検査・診断
尿失禁の原因は多岐にわたり、加齢や病気による後遺症など改善が困難な原因が背景にあるケースも少なくありません。
しかし、一般的には尿失禁が疑われる場合は膀胱や前立腺などに何らかの異常がないか調べるために次のような検査が行われます。
尿検査
尿の成分を顕微鏡などで詳しく調べ、尿の中に細菌や血液、がんの細胞などが含まれていないか評価する検査です。尿失禁を引き起こす病気の有無を簡易的に評価することができます。
画像検査
膀胱や前立腺などに病気がないか調べるため、CTやMRI、超音波などを用いた画像検査が行われることが一般的です。その結果、尿道や膀胱に何らかの病気が疑われた場合は、尿道から内視鏡を挿入して尿道・膀胱の内部をさらに詳しく観察する膀胱鏡検査や、膀胱内に造影剤を注入して膀胱造影検査を行うことがあります。
尿流動態検査
尿道から膀胱に水を注入し、膀胱の大きさや膀胱に水分が蓄えられている際の感覚などを調べる検査です。体への負担を伴う検査ですが、膀胱の機能を評価するのに優れています。
パッドテスト
骨盤底筋のゆるみによって生じる尿失禁の有無を調べるために行う検査です。
水分を摂取した後に60分間所定の動作を行います。検査前に装着した尿パッドにどれだけ尿が漏れ出ているか調べることで、診断をしたり重症度を判定したりすることができます。
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