検査・診断
血管が詰まって血流が滞っている状態を確認するための検査が行われます。具体的には、造影剤を用いたCT検査や血管造影による画像検査により診断されます。CT検査では、血管の閉塞具合と腸管の壊死の状態も同時に評価することができます。
急性上腸間膜動脈閉塞症の診断時には血液検査も行われます。腸管の細胞死が起こると、LDHと呼ばれる物質が腸管細胞から大量に放出されます。また、血液が酸性に傾くアシドーシスと呼ばれる状態も進行します。LDHの放出やアシドーシスは血液検査の結果からわかります。
急性上腸間膜動脈閉塞症では、原因疾患の評価も大切です。心房細動をきっかけとして発症することが知られているため、心電図や心臓のエコーを行うこともあります。
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