症状
突然の激しい腹痛を自覚します。また血流障害の時間が長引くと、腸管の細胞が障害を受け嘔吐や出血なども引き続きます。上腸間膜動脈閉塞症で障害を受ける消化管は広範囲にわたります。そのため、症状も消化管に限局するわけではありません。
病状が進行すると消化管の組織が壊死し、以下の全身症状が現れます。
- ショック
- 顔面蒼白
- 呼吸障害
など
病気の進行は非常に早く、数時間で急激に悪化する傾向があります。早期に治療を行わなければ死亡することもあります。また治療介入により一命を取り留めた場合でも、正常な機能を失った広範囲の腸管を切除せざるを得ないこともあります。この場合、必要な栄養分を吸収できない短腸症候群と呼ばれる病気を続発することもあります。
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