原因
感電の原因は、高電圧の電線事故などによるものや、落雷によるものなどがあります。体にかかる電流が大きいほど、体のなかの深いところにある臓器に損傷が起こる傾向があります。感電による組織の損傷は、主に電気のエネルギーが熱エネルギーに変換されることで熱傷(やけど)が生じることによるものです。皮膚で熱傷が生じればいわゆる「やけど」になりますが、血液のなかの細胞に損傷が入ると溶血(赤血球という細胞の細胞膜が破裂する)し、筋肉などの組織では細胞が固まって死滅する(凝固壊死)ことになります。
乳幼児では電気コードを口に入れたり、コンセントの差込口に針金をいれてショートさせたりすることにより、受傷することがあります。
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