症状
感電の症状は、感電による損傷が皮膚に及べば熱傷が生じて、皮膚の痛みや発熱、強い全身の炎症や脱水症状が生じます。筋肉に及べば激しい筋肉の痛みや、筋肉の細胞が壊れることによる横紋筋融解症が生じる場合があります。これは、筋肉などの細胞に融解や壊死が起こることで、大量の筋細胞成分が血液中へ流出し,急性腎不全を起こして命にかかわることもある病気です。腎臓の機能を障害したり電解質異常を招いたりして、危険な状態になりえます。心臓に及べば心室細動や心静止などの危険な不整脈が生じることもあります。
一方で、電流による皮膚のやけどの程度と、臓器の傷害の程度は一致しないこともあります。
医師の方へ
「感電」を登録すると、新着の情報をお知らせします