検査・診断
Bリンパ球は白血球の成分の1つであるため、血液検査で白血球の数が増加していること、また白血球に占めるリンパ球の数が多くなっていることが診断の手がかりとなります。
慢性リンパ性白血病が疑われる場合、採血をして血液中で増加している細胞を顕微鏡で観察します。白血球中のリンパ球の数が5,000/μL以上の場合に発症を疑い、さらにリンパ球の表面を観察してCD5とCD23という特徴的なタンパク質が現れていれば、慢性リンパ性白血病と診断されます。
慢性リンパ性白血病と診断されたら、骨髄検査、染色検査、遺伝子検査を行い、異常な細胞の様子や予後因子となる染色体や遺伝子の有無を調べます。また、超音波検査やCT検査を行い、臓器の異常や合併症がないかを調べることもあります。
これらの検査の結果を基に、病気の進み具合(病期分類)を決定します。
医師の方へ
慢性リンパ性白血病について
慢性リンパ性白血病の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
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