症状
慢性リンパ性白血病は、ヒトを感染から守る成熟したBリンパ球が増殖する病気です。Bリンパ球が無制限に増殖するために正常な造血ができなくなり、正常な白血球や赤血球、血小板といった血液成分が減少します。そのため、感染しやすくなったり貧血症状がみられたりするようになります。
しかし、非常にゆっくりと進行するため、初期は明らかな症状がみられないこともよくあります。症状がある場合は、倦怠感、食欲不振、大量の寝汗、体重減少、脾臓や肝臓の腫大などがみられます。感染しやすい状態になっているため、発熱や肺炎などの感染症状が現れることもあります。
また、リンパ節が腫れる症状がみられることが多く、首、腋の下、足の付け根などリンパ節が多いところにしこりが現れることもあります。このしこりは通常痛みがなく、数週間から数か月かけて徐々に大きくなり、しばらくしても小さくならないことが特徴です。
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慢性リンパ性白血病について
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