治療
アトピー性皮膚炎の治療は、皮膚の状態を正常に近づけることで、質の高い日常生活を送ることができるようにすることを目的として行われます。治療内容としては、薬物療法やスキンケア、増悪因子に対しての対処などが行われます。
薬物療法
ステロイドや免疫抑制剤(タクロリムス)の外用や抗アレルギー薬の内服などが中心になります。どのような治療方法が選択されるかは、皮膚症状の程度や障害を受けた部位などにより決定されます。
スキンケア
皮膚のバリア機能を保つためのスキンケアを行うことも大切であり、保湿剤を併用することもあります。
増悪因子に対しての対処
アトピー性皮膚炎には、さまざまな増悪因子が存在することも知られており、これらに対処することも良好な治療効果を得るためには重要です。具体的には、汗をかいたらシャワーを浴びる、部屋の掃除をしっかりとしてダニやホコリを減らす、などです。
成人の場合には特に、社会生活からのストレスが皮膚症状の増悪につながることも少なくありません。規則正しい生活を送り、充分な睡眠を取り、ストレスを抱え込まないようにすることも、アトピー性皮膚炎の治療の観点からは重要です。
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