原因
成人T細胞白血病は、HTLV-1と呼ばれるウイルスに感染することによって発症する病気です。
HTLV-1は人のT細胞に感染しますが、その多くは特に症状を引き起こすことなく生涯を終えるとされています。しかし、感染者の5~10%はHTLV-1に感染したT細胞が異常増殖を引き起こしてこの病気を発症します。
なお、HTLV-1の感染経路は感染者である母親の母乳を介するもの、感染者との性行為、輸血などが挙げられます。一方で、成人T細胞白血病は乳幼児期に母乳を介して感染して発症するケースがほとんどであり、成人になって感染して発症するのは高度の免疫不全に陥っている状態のときのみとの報告があります。
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