検査・診断
手掌多汗症では、ガイドラインによって診断基準が設けられています。6か月以上にわたって手のひらに多量の汗を認めることに加え、以下の6項目のうち2項目以上当てはまる場合に手掌多汗症と診断されます。
- 初めて発症したのが25歳以下であること
- 発汗が左右対称にみられること
- 睡眠中には発汗しないこと
- 多汗が1週間に1回以上あること
- 家族歴がみられること
- 上記によって日常生活に支障をきたしていること
問診だけで診断されることもありますが、発汗検査が行われる場合もあります。発汗検査には、ヨードを加えた紙に手のひらをつけた時の変色度合から発汗量を確認するヨード紙法や、特殊な発汗計を用いて発汗量を測定する換気カプセル法などがあります。
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