しんせいじようけつせいおうだん

新生児溶血性黄疸

最終更新日:
2018年09月06日
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2018/09/06
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治療

新生児溶血性黄疸が生じた際には、黄疸に対して光線療法や交換輸血といった治療を行うことがあります。貧血の程度が重篤な場合には、輸血が必要であることもあります。胎児期に症状が重篤化することもあるため、早期の分娩を促したり、胎児に輸血が行われたりすることもあります。

交換輸血

血中の抗体及び、抗体と結合した赤血球を交換することによって根治的に重症黄疸(新生児溶血性疾患=母児間血液型不適合)を治療する方法です。臍帯静脈もしくは橈骨動脈に留置カテーテルを挿入しそこから瀉血して全血の2倍の交換血液を末梢静脈に注入します。

ガンマグロブリン投与

赤血球に抗原抗体反応で結合した抗体(IgG抗体)のFC部分が脾臓や肝臓の細胞にあるFCレセプターと結合して血管外溶血を起こします。

そこで、大量のガンマグロブリン1g/kgを点滴静注することで、このFCレセプターに前もって結合させて、抗体と結合した赤血球がFCレセプターに結合するのをブロックして溶血を防ぐと考えられています。出産後72時間以内に治療することが大切です。

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