ゆうきりんざいちゅうどく

有機リン剤中毒

最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

血液を1~2ccほど採取し、コリンエステラーゼ活性値を測定します。有機リン剤の分解物は、コリンエステラーゼというアセチルコリン(神経伝達物質)の分解酵素と結合して、そのはたらき(活性)を阻害します。

そのため、有機リン剤中毒を起こしている場合、血清や赤血球のコリンエステラーゼ活性値が、著しく低くなります。血液中のコリンエステラーゼ活性値が正常化するまでには、数週から数か月かかるとされています。

有機リン剤中毒の症状は、遅れて現れることや再燃することがあります。医療者や周囲の方、ご本人は、発症後初期の症状が軽い場合でも、安心することなくすぐに対応することが大切です。
 

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