ゆうきりんざいちゅうどく

有機リン剤中毒

最終更新日:
2020年08月31日
Icon close
2020/08/31
更新しました
2017/04/25
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

原因

有機リン剤中毒は、以下のような理由で有機リン剤を飲み込むこと(経口接種)、皮膚を通して吸収されること(経皮吸収)、あるいは吸い込んでしまうこと(吸入)によって起こります。

有機リン剤の調整中や散布中

マスクやメガネ、保護服など、散布中の装備が不十分であったり、風が強いときに散布を行ったりすることで、有機リン剤が皮膚に付着したり、吸い込んでしまうことがあります。

誤飲や誤用

有機リン剤であることを知らずに飲んでしまった、皮膚にかかってしまったという事故が報告されています。誤飲は、飲料物とわけて保管されていなかった場合など、有機リン剤の管理に不備があるときなどに起こることがあります。

意図的に飲む

自殺企図などにより、自ら故意に有機リン剤を服用する例があります。有機リン剤に含まれる有機リン化合物には、人の体内にあるコリンエステラーゼという酵素のはたらきを阻害する作用があります。コリンエステラーゼとは、アセチルコリンという神経伝達物質を分解する酵素のことです。

このはたらきが阻害されてしまうことにより、神経繊維の末端(神経終末)にアセチルコリンが蓄積されていきます。これにより、めまいや歩行困難など、さまざまな神経症状が現れます。
 

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「有機リン剤中毒」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

実績のある医師をチェック

有機リン剤中毒

Icon unfold more