治療
条虫症は、駆虫薬を内服することで治療します。ただし、有鉤条虫が原因である場合は、成虫が壊れることで虫卵が消化管内にばらまかれてしまい、その後、嚢虫症を起こすことがあります。そのため、造影剤を使用して成虫の体を破壊しないようにする治療法が選択されることもあります。本治療法は、他の条虫症においても選択肢となりえます。
条虫症は、条虫に汚染された食べ物を摂取することで発症するリスクが出てきます。流行地域における食物摂取はもちろん、汚染が疑われる食物を食べる際にはしっかりと加熱処理をおこなってから食べることが感染予防のためには重要です。また、虫卵などで水が汚染されていることもあるため、不衛生な環境での水の摂取にも注意することが大切です。
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