ろうしゅつせいべんしっきん

漏出性便失禁

最終更新日:
2020年08月12日
Icon close
2020/08/12
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

検査・診断

症状などから漏出性便失禁が疑われるときは、肛門括約筋の機能などを評価するために次のような検査が行われます。

肛門内圧検査

肛門内に“圧力”を測定できるカテーテル(細い管)を挿入し、肛門括約筋の収縮力を測定する検査です。この検査で、安静時の肛門管内の圧力(静止圧と呼ばれます)が低い(一般的には40mmHg未満)と、漏出性便失禁の原因が内肛門括約筋機能低下であると考えられます。

直腸バルーン感覚検査

直腸内にバルーン(風船)を挿入して膨らませ、直腸の感覚を調べる検査です。バルーンに注入した空気の量で評価しますが、かなりの量を注入しても便意を感じなければ、便意が生じにくい状態で直腸感覚低下と診断します。

肛門管超音波検査

肛門に、親指大程度の太さの円筒状の超音波検査機器を挿入して、肛門括約筋が損傷したり異常に薄くなったりしていないかなどを調べる検査です。

内肛門括約筋は加齢とともに厚くなるので、65歳以上で厚さが2mm以下だと異常に薄い内肛門括約筋変性症と診断します。内肛門括約筋変性症では、内肛門括約筋機能低下を生じやすく、漏出性便失禁の原因となります。

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「漏出性便失禁」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

実績のある医師をチェック

漏出性便失禁

Icon unfold more