とくはつせいてんかん

特発性てんかん

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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検査・診断

特発性てんかんの診断では、家族歴を含めた問診と種々の検査が用いられます。

電気生理学的検査

脳波検査

てんかんには必須の検査です。頭皮にいくつかの電極をつけ、脳の電気的活動を調べる検査です。発作が起きているときに検査を行うことが理想的ですが、そのようなタイミングで検査を受けられることは稀です。そのため、検査のときに発作を誘発するような刺激を与えることがあります。この場合、映像の録画を行い、発作の特徴を観察することが多いです。脳波検査では、てんかんの有無だけでなく、てんかんの種類を確定することができる場合もあります。

脳磁図検査

頭皮から脳の電気活動によって生じる微小な磁場を計測する検査です。脳磁図では、てんかんの発生源が計算によって推測されます。この検査とMRI検査による画像とを組み合わせ、潜在的な発作焦点の探索を行うことがあります

画像検査

脳に異常がないかを調べる検査です。特発性てんかんの場合は、CTやMRIなどの画像検査では異常がみられません。医療機関によっては、脳血管の走行や閉塞、奇形をしらべるための脳血管撮影検査や、脳の代謝・血流を調べるためのPETやSPECTといった特殊な画像検査を行うことがあります。

血液検査、髄液検査

全身状態を把握するために血液検査や髄液検査を行うことが多いです。てんかんの原因となる病気がないかを調べるのに役立つ検査です。

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