症状
特発性てんかんの症状は、全般てんかんか部分てんかんかによって異なります。
特発性全般てんかん
小児から若年者に好発するてんかんで、発作時に意識を失うことが多いです。発作の程度は様々ですが、手足のけいれんは生じにくいです。また特に小児では、何の前触れもなく突然会話が途切れて30秒ほど意識を失う欠神発作が多いです。
特発性部分てんかん
特発性部分てんかんは、発作時に意識がある場合もあり、しびれや幻視などの視覚異常、めまい、発汗、紅潮などの自律神経失調症状が現れます。側頭葉に限局したてんかんでは、聴覚や嗅覚の変調、精神症状が生じ、これらがてんかん発作の前兆として現れることがあります。
意識がない場合は、発作中に口をもごもごさせたり、舌なめずりを繰り返したりする常同運動と呼ばれる症状が現れやすいです。
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