クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
Brain
てんかん
てんかんとは、脳の細胞が通常とは異なる活動をすることで引き起こされる病気です。症状の出方はさまざまで、全身をふるわせて手足をバタバタさせるタイプや、意識がぼーっとしていても話ができるタイプなどが...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません
脳
更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
閉じる

概要

てんかんとは、脳の細胞が通常とは異なる活動をすることで引き起こされる病気です。症状の出方はさまざまで、全身をふるわせて手足をバタバタさせるタイプや、意識がぼーっとしていても話ができるタイプなどがあります。

てんかんは、けっしてまれなものではなく、頻度の高い病気です。てんかんの年代別発症率は、20~50歳の間は少なく、子どもと65歳以上の高齢者に多いことから、 グラフに表すとU字カーブを示します。

原因

てんかんでは、正常な脳の電気活動が乱れてしまうことから、さまざまな症状が引き起こされます。新生児や乳幼児期のてんかんは、生まれつき脳の構造が異常であること、遺伝子異常、新生児仮死、先天性代謝疾患などが原因として挙げられます。一方、高齢者において初めてみられることも多く、高齢者の場合は脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、髄膜炎の後遺症などが原因で発症します。原因が明らかではないてんかんも知られています。それまでの成長発達に問題がなく、普段通りの生活を送っている方が発症することもあります。

症状

てんかんにはさまざまな原因があることから、それを反映して、症状の出方も多岐にわたります。全身をばたばたと大きく震わせる発作は「強直間代性発作」と呼ばれています。

成人のてんかんで一番多い発作形式は「複雑部分発作」です。複雑部分発作は、意識がなくなるといっても、完全になくなるわけではありません。目を開けていたり、話をしたり、ボーッとして歩き回ったりすることがあります。患者さんには発作を起こした記憶はありません。

てんかんの種類によっては、発作が生じている脳神経に関連した症状が誘発されることがあります。吐き気を感じる・昔の風景が勝手に頭のなかに浮かぶ(デジャブ)・手が震えるなどの症状がみられます。

検査・診断

てんかんを診断するには、発作時の状況を詳細に評価することが不可欠です。全身を震わせるような発作なのか、意識状態はどうであったのか、発作時の症状はどのようなものを自覚していたのか、といった評価からてんかんの発作タイプが明確にされます。

また、脳波検査も必要です。診断に有益であることに加えて、治療薬に対する反応性や治療経過を評価するうえでも重視されます。そのほか、頭部CTやMRIなどの画像的な検査も行われます。

治療

てんかんの治療は、内服薬を基本として手術療法などがあります。長期的にみたとき、てんかんがどのような経過をたどるかは、てんかんの種類によって異なります。経年的に改善が期待できるタイプもあれば、複数の内服薬を使用しても発作がコントロールできないタイプもあります。

内服薬

内服薬を使用して発作のコントロールが行われます。正確に発作型を評価したうえで、バルプロ酸、ラモトリギン、カルバマゼピン、レベチラセタムなど、てんかん薬のなかからもっとも適切な治療薬が選択されます。単剤では発作をコントロールできないことがあり、複数の薬を併用することもあります。

手術療法

内服薬ではコントロールできない場合は、手術による治療が検討されることがあります。ただし、すべてのてんかんに対して手術の効果が期待できるわけではありません。

また、てんかんは、日常生活のなかでいつ発作が起きるかどうか判らない側面があります。発作時には、無理に発作を止めようとして力ずくで抑えるのではなく、本人が怪我をしないような配慮が必要です。また、てんかんのタイプやコントロール状況によっては、運転や仕事などに制限が出てくることがあります。主治医としっかり相談する必要があります。

てんかんの記事を読む

もっとみる

てんかんの記事にご協力いただいている医師