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てんかん発作の種類。けいれんや意識障害など種類は様々
てんかんの発作というと、全身がけいれんし、意識を失うものを想像しますが、発作にはさまざまなタイプがあります。発作の種類は大きく分けて2種類脳の神経細胞が、過剰に興奮した状態がてんかん発作です。て...
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てんかん発作の種類。けいれんや意識障害など種類は様々

公開日 2015 年 04 月 21 日 | 更新日 2018 年 04 月 14 日

てんかん発作の種類。けいれんや意識障害など種類は様々
神 一敬 先生

東北大学大学院医学系研究科てんかん分野 准教授

神 一敬 先生

中里 信和 先生

東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野教授

中里 信和 [監修]

てんかんの発作というと、全身がけいれんし、意識を失うものを想像しますが、発作にはさまざまなタイプがあります。

発作の種類は大きく分けて2種類

脳の神経細胞が、過剰に興奮した状態がてんかん発作です。てんかん発作は、大きく分けて「全般発作」「部分発作」に分類されます。(参考記事:てんかんとは─誰でも何歳からでも発症する可能性のある病気
全般発作は最初から一気に脳全体が興奮状態になるもの、部分発作は、脳の一部から興奮が始まるもので、そこから最終的には脳全体に広がる場合もあります。

大人の場合、部分発作が割合として多いです。小児では全般発作が多く起こります。

発作の症状は、全般発作、部分発作それぞれの中でさらに細分化されます。

全般発作の種類

全般発作の中で代表的なものは以下の3種類です。

強直間代(きょうちょくかんたい)発作

全身が硬直して意識を失う強直(きょうちょく)に引き続き、全身をガクガクとけいれんさせる間代(かんたい)が現れます。

欠神(けっしん)発作

ボーっとなり、一時的に意識がなくなる発作です。数秒から数十秒の間、突然意識が途切れて、素早く回復する定型欠神発作と、意識障害に加えて他の症状も現れる非定型欠神発作があります。

欠神発作と一緒に現れる症状としては、舌なめずりや手を揉むなどといった「自動症」や、次に紹介する「ミオクロニー発作」などがあります。

ミオクロニー発作

小児期~思春期発症のてんかんに多く見られる発作です。体を一瞬ビクっとさせるのが特徴です。

この3種類の他に、下記のような発作もあります。

点頭(てんとう)発作

小児のみに起こる発作でスパズムともいいます。全身の筋肉が緊張し、頭部前屈(頭が前にガクンと倒れる)、両手を振上げる、両脚が屈曲するなどの症状が見られます。

脱力発作

全身の力が急に抜けて、崩れるように倒れてしまう発作です。

部分発作の種類

部分発作は、「単純部分発作」と「複雑部分発作」の2つに分かれます。

単純部分発作

意識は保たれているのが特徴です。吐き気、目がチカチカする、嫌なにおいするなどの感覚発作や部分的な運動の発作などが起きます。

複雑部分発作

ボーっとなり、一時的に意識がなくなる発作です。口をクチャクチャさせたり、手足をモゾモゾさせたりする自動症が見られることもあります。

割合として最も多い側頭葉てんかんの複雑部分発作では、

  1. 一点を見つめ動作が停止した状態
  2. 自動症がみられる状態
  3. 発作後のもうろう状態

の順に症状が展開するものが典型的です。

複雑部分発作は、前項で紹介した全般発作のなかの欠神発作との区別が難しく、注意が必要です。

 

※2018年3月24日(土)に仙台で毎年恒例の世界的なてんかん啓発活動「パープルデー」イベントが開催されました。

 

東北大学病院てんかんセンターによる世界パープルデーのイベント

 

記事1:てんかんの問診と検査─外来で可能なことと、入院で行うべきこと
記事2:てんかんとは─誰でも何歳からでも発症する可能性のある病気
記事3:てんかん3 てんかんの治療のゴール─「発作ゼロ、副作用ゼロ、将来への不安ゼロ」
記事4:てんかん4 てんかんの外科治療─薬で発作が消えない場合は手術を考えよう
記事5:てんかん5 てんかんと運転─基本は「自分のてんかんを正しく知る」こと
記事6:てんかん6 てんかんと妊娠(1)─多くの場合、特別扱いは不要
記事7:てんかん7 てんかんと妊娠2 てんかんと妊娠に関する3つの不安─流産のリスクは低い
記事8:てんかん8 てんかんと日常生活1
記事9:てんかん9 てんかんと日常生活2
記事10:てんかん10 てんかんの助成制度1
記事11:てんかん11 てんかんの助成制度2
記事12:てんかん12 てんかんの助成制度3
記事13:てんかん発作の対処法
記事14:てんかん発作の種類。けいれんや意識障害など種類はさまざま
記事15:てんかんと仕事ー発作の有無がポイントになる

我が国では少数派の神経内科出身のてんかん専門医であり、東北大学てんかん学分野で准教授を務める。同分野中里教授のもと、大学病院初の「てんかん科」設立に携わり、てんかん診療の第一線で活躍。ビデオ脳波モニタリング検査により患者さんの「発作」を記録して正しい診断、さらには適切な治療に結びつけている。

2010年3月、大学病院初の「てんかん科」を設立。2011年4月には研究講座名を「てんかん学分野」と改名。てんかんの診療改革として、「1時間外来」や「2週間検査入院」を展開。研究面では、超伝導センサを使った脳磁図計測を、てんかんの診断や脳研究に応用する国際的権威。教育面では、てんかんへの偏見や差別を取り除くアウトリーチ活動を展開している。

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