治療
第一に行われる治療は薬物療法です。抗てんかん薬の種類や量は、てんかんのタイプや症状、患者さんのライフスタイルなどに応じて決められます。特発性てんかんは、抗てんかん薬の効果が高いとされ、内服を続けることで日常生活には支障をきたさないことも多いといわれています。ただし、発作が起きていないからといって自己判断で抗てんかん薬を中止するのはやめましょう。
補助的な治療として、睡眠不足や光刺激など、発作を引き起こす原因を回避するよう、生活習慣の指導が行われることがあります。小児の場合には、脂肪が多く糖質が少ないケトン食療法などが行われることもあります。他のてんかんでは手術が選択されることもありますが、脳自体に異常のない特発性てんかんの場合、手術が選択されることは基本的にありません。
医師の方へ
「特発性てんかん」を登録すると、新着の情報をお知らせします