検査・診断
瘢痕性脱毛症が疑われるときは、原因を特定するために以下のような検査を行います。
頭皮生検
頭皮の組織の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる検査です。生検では皮膚の炎症の有無や、炎症部位に集まる免疫細胞の種類などを調べることができ、確定診断を下すためにも重要な検査です。
血液検査
瘢痕性脱毛症は、皮膚エリテマトーデスのような何らかの自己免疫疾患によって引き起こされることがあります。そのため、原因を特定することを目的として血液検査を行うことがあります。
トリコスコピー
専用の器具を使って頭皮の表面を拡大して観察し、脱毛の状態を確認する検査です。禿髪性毛包炎などでは、1つの毛孔から多数の毛髪が出ている状態(tufted hair)がみられるほか、症状が進行した場合には毛孔が不明瞭となります。
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