治療
白斑の治療はその原因によって大きく異なりますが、一般的には次のような治療が行われます。
外用薬(塗り薬)
主に尋常性白斑に対して行われる治療ですが、ステロイドや免疫抑制剤、活性型ビタミンD3などの外用薬が使用されます。自己免疫の異常によるメラノサイトへの攻撃などを抑制する効果などが期待できると考えられています。
光線療法
主に尋常性白斑に対して行われる治療です。週に1~3回ほど白斑にナローバンドUVBやエキシマライトなどの紫外線を当て、基底層に残っているメラノサイトを活性化させるなどの治療です。効果が現れるまでには数か月~数年かかるとされています。
植皮手術
整容上問題がある場合の白斑に対して行われる治療で、別の部位から正常な色素の皮膚を切除し移植する手術です。物理的に白斑を目立たなくすることが期待できますが、体への負担があり、サイズが大きくなるような状態の白斑に対しては行うことが困難です。
また、白斑はほかの病気に併発することもあるため、それらの病気の治療も同時に行われます。
しかし、いずれの治療法でも効果が現れるまでに時間を要し、十分な治療効果が得られないケースもあるため、白斑を目立ちにくくするカモフラージュメイクが指導されるケースもあります。
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