症状
真菌性関節炎の好発部位は膝関節であり、通常は全身のなかでもひとつの関節が障害を受けることになります。炎症反応を反映して、関節の痛みや腫れ、周囲皮膚の発赤などをみますが、同じく関節炎を生じる細菌性のものに比べて緩やかに潜在性に病状が進行するのが特徴です。病状が進行すると、関節・骨の破壊が進み、関節機能に永続的な影響をもたらすこともあります。
真菌性関節炎は関節炎としてのみ生じることもありますが、血流に乗じて真菌が他の臓器から運ばれることもあります。真菌性肺炎で咳や呼吸障害などの呼吸器症状、発熱や全身倦怠感、ショックなどの敗血症症状などを併発することもあります。
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