しょうもうひんもうしょう

睫毛貧毛症

俗称/その他
まつ毛貧毛症
最終更新日:
2024年08月19日
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2024/08/19
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治療

病気が原因の場合はその病気に対する治療を行うことで、薬の副作用が原因の場合は通常はその治療を中止することで自然に回復します。抗がん薬の副作用が原因のケースでは、頭髪の脱毛は通常治療後6~12か月で軽快しますが、睫毛においてはさらに時間がかかり、生えてくる睫毛の色や質感が変化することがあります。

睫毛貧毛症の治療薬としては、ビマトプロストが用いられます。ビマトプロストは1日1回、洗顔後にブラシを用いて上の睫毛の生え際に塗布します。通常1~2か月で効果が出始め、約4か月で効果が最大になります。治療を中止すると、徐々に元の状態に戻るため継続した治療が大切です。ビマトプロストは皮膚に付着すると色素沈着が起こり、黒ずみがみられることがあるため、睫毛の生え際からはみ出した液体はふき取るようにしましょう。特に下まぶたの皮膚は薄く、色素沈着を起こしやすいため直接下睫毛に塗布してはいけません。そのほかの副作用としては目のかゆみや充血、乾燥などがあり、使用中の違和感があれば医師に相談しましょう。なお、睫毛貧毛症の治療は保険適用外のため、治療費は全額自己負担になります。

また、睫毛への日常的なケアとして、睫毛エクステや睫毛パーマを控えることや、マスカラをクレンジングで優しく丁寧に落とすことが大切です。

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