検査・診断
危険な状態に陥ることも多い穿通性心臓外傷の検査は、生命を守るための迅速で的確な評価と蘇生処置と並行して行われます。まずはFAST(Focused Assessment With Sonography for Trauma)と呼ばれる超音波検査により、心臓の周りに血液などの液体(心のう液)がみられるかどうかを確認します。
また、全身の血液循環が維持されているかを素早く見極めるために、手首や大腿部、頚部の動脈の脈拍、両手足の冷たさ、爪の血流などの確認や、血圧測定が行われます。
緊急性が極めて高い場合
大量出血や心タンポナーデによって生命の危険がさし迫っている場合には、大量の点滴と止血剤の投与を行いながら、ただちに開胸して止血処置や心タンポナーデに対する治療を行います。
医師の方へ
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