症状
精巣捻転は就寝中などに前触れなく突然発症するのが特徴で、陰嚢から下腹部にかけて非常に強い痛みが引き起こされます。吐き気や嘔吐、発熱などを伴うことも多く、正確に症状を伝えられない小児では急性腹症などが疑われて発見が遅れることも少なくありません。
また、精巣捻転は精巣に栄養を送る血管が含まれる精索がねじれるため、精巣への血流が途絶えていきます。早急に対処をしなければ精巣の壊死を引き起こすこともあります。また、壊死に至らない場合でも血流が低下した状態が長く続くと、精子を作る能力が低下して将来的に不妊症になる可能性もあります。
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