検査・診断
細菌性腟症の診断では、問診などにより症状を確認するほか、以下のような検査が行われます。
グラム染色標本
グラム染色法と呼ばれる方法で、腟の分泌物の中に存在する細菌の種類と量を確認します。Lactobacillus属のほか、Gardnerella属やMobiluncus属とよばれる細菌の数により、腟内の細菌バランスの状態が分かります。
そのほかの検査
腟内pH(酸性・アルカリ性)の測定、悪臭の原因物質の確認などを行います。乳酸菌により酸性に保たれていた腟内がアルカリ性に傾くと、細菌性腟症である可能性が高くなります。また、悪臭の原因となるトリメチルアミンやチラミンとよばれる物質の確認も、診断の手がかりになります。
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