さいきんせいちつしょう

細菌性腟症

同義語
非特異性腟炎
監修:

症状

細菌性腟症を発症しても、約半数は無症状であるといわれています。よくみられる症状としては、おりものの増加、下腹部の痛み、不正出血が挙げられますが、おりものの悪臭や外陰部の違和感なども現れます。おりものは灰色のさらさらとした性状が特徴とされます。通常、粘膜の炎症はみられません。

細菌性腟症は生殖器感染症の原因にもなり得ます。腟内で繁殖した細菌が子宮に感染すると、子宮内膜炎を発症することがあります。そのほか、卵管炎、骨盤腹膜炎を発症することもあります。

性感染症にかかりやすくなるともいわれており、腟トリコモナス症、性器ヘルペスウイルス感染症、淋菌感染症(りんきんかんせんしょう)クラミジア感染症などを生じやすくなるとされています。

また、妊娠している女性では、細菌性腟症により流産早産前期破水が生じやすくなるといわれています。新生児に感染が生じ、肺炎などを発症する原因にもなります。

最終更新日:
2025年03月17日
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2025/03/17
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