種類
網状皮疹は、その見た目や症状の現れ方、原因などによって“大理石様皮膚”“分枝状皮斑”“細網状皮斑”の3種類に分類されます。
大理石様皮膚
細い網目状の皮疹で、網目の輪になる部分がしっかり閉じていることが特徴です。寒い時期などに一時的に生じる傾向があり、特に小児や成人女性に生じやすいといわれています。
皮疹が生じる以外の自覚症状はなく、温めることによって消失することが一般的です。
分枝状皮斑
網目状の皮疹ではありますが、網目の輪の部分が閉じておらず不規則な形状をしています。皮疹が持続的に残ることが特徴で、時にその一部が潰瘍に発展することもあるほか、皮膚の下に結節(しこり)が生じている場合もあります。
手足に発症することが一般的ですが、体幹にみられることもあります。何らかの病気や治療薬の服用などが原因となっている可能性があります。
細網状皮斑
見た目は大理石様皮膚とよく似ており、網目状で輪がしっかり閉じた皮疹がみられます。ただし、そのほとんどは時間が経過しても消失せず、症状が持続的に残る傾向にあります。分枝状皮斑と同様に何らかの病気や治療薬などが原因となっている可能性があります。
分枝状皮斑と細網状皮斑は混在する場合や、いずれかの皮疹に途中で変化する場合があります。
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