治療
肉芽腫性口唇炎に対して、この治療法をとれば必ず効果がある、というものはこれまでのところ確立されていません。しかし、唇で生じている異常反応を抑えることを目的として、ステロイドやトラニラストなどの治療薬を用いることもあります。
使用に際しては再燃に注意をしながら、適宜容量調節を行うことが重要です。このような内科的な治療で十分な効果が得られない場合には、外科的に病変部位を切除することも検討されます。
また、発症に関与していると考えられる要因への治療も行われます。虫歯や歯周病が関与していることが疑われる際には、歯科治療を行うことになります。たとえば、歯科治療で用いられる金属に対するアレルギー反応がベースになっている場合には、金属の除去が検討されます。
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