治療
肝炎の治療方法は急性か、慢性かによって大きく異なります。
急性肝炎の多くは、重症化しない限り安静にして肝臓への血流を増加させること、タンパク質制限などの肝臓に負担がかからない食事制限、補液などの治療をすることで自然に改善していきます。しかし、炎症が強い場合にはステロイド薬を投与したり、B型肝炎やC型肝炎の場合は抗ウイルス剤の投与が行われたりすることもあります。
一方、慢性肝炎の治療は、食事療法や運動療法などのほか、肝臓の細胞を守る“肝庇護薬”や抗ウイルス薬などによる薬物療法が行われます。
また、肝炎の治療は原因によってさまざまであり、薬の副作用による肝炎では原因薬の中断、自己免疫性肝炎ではステロイドや免疫抑制剤などの投与が必要となります。誤った治療を続けると悪化することもあるため、正しい診断を受けて医師の指示に従って治療を進めていくことが大切です。
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