かんのうよう

肝膿瘍

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

細菌性肝膿瘍の治療

炎症の反応が改善するまで、抗菌薬(抗生剤)の投与を行います。一般的に、2~3週間は点滴で抗生剤の投与を行い、その後内服薬の抗生剤を用いて合計で4~6週間抗菌薬治療を行います。

大きな瘍や、重症なケースでは、抗菌薬の投与に加えて体表から針で膿瘍を刺してチューブを挿入し、溜まった膿を持続的に体外に出す治療(経皮経肝ドレナージといいます)を行います。

アメーバ性肝膿瘍の治療

アメーバ性肝膿瘍に対しても、腸管アメーバに対しても、第一選択の治療はメトロニダゾールという抗生剤の内服です。メトロニダゾールは赤痢アメーバ症に対して国際的に広く使用されています。内服の期間は7~10日間とされており、内服中と内服後1週間は飲酒を控える必要があります。また妊婦への投与は避けることとされています。

膿瘍が破裂してしまう危険性がある場合には、膿瘍のドレナージが必要となることもありますが、それ以外の場合であればメトロニダゾールの内服で改善を得られる場合が多いとされています。

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