治療
脂漏性角化症は良性の病気であり、必ずしも治療を要するものではありません。ただし、自然に消滅することはまずなく、年齢を重ねるにつれて増えていくことが多いです。
悪性の病気が疑われる場合は、病理組織検査のために手術で切除することもあります。
見た目から悪性でないことが明らかな場合は、美容の点で気になる場合にのみ凍結療法、レーザー治療、電気外科的治療などの治療を行います。
どの治療を行うかは患者の希望に応じて決められますが、無麻酔で治療可能な凍結療法が行われることが多いです。液体窒素などを用いて病変を凍結させ、1~2週程度で自然と剥がれ落ちるのを期待する治療法で、通常は数回の処置が必要になります。手術を行う場合でも、局所麻酔を用いた日帰り手術で治療可能なことが多いでしょう。
医師の方へ
「脂漏性角化症」を登録すると、新着の情報をお知らせします