症状
脊椎は、背骨を首から腰にかけて構成する骨です。1つの骨で背骨は構成されている訳ではなく、複数の骨が積み木のように積み重なることで一本の背骨が形作られています。
そのため、脊椎圧迫骨折を発症すると、骨折を生じた骨に一致する形で痛みが生じます。脊椎圧迫骨折による痛みは、特に立ち上がり、歩く、かがむなどの動作に関連して増悪する傾向があります。脊椎圧迫骨折に伴う痛みの程度は患者さんによってさまざまであり、時に日常生活が著しく制限されるほどの痛みを生じることもあります。
複数の場所に脊椎圧迫骨折を生じると、姿勢や見た目の変化が見られることもあります。背中がまるまる、身長が低くなるなどの外観的な変化につながることもあります。こうした見た目の変化と関連して内臓臓器が障害を受けることもあり、結果として食欲がなくなる、便秘になる、息苦しくなる、などの症状につながることもあります。
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