せきずいしげきりょうほう

脊髄刺激療法

同義語
SCS
最終更新日:
2024年03月19日
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2024/03/19
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治療の経過

脊髄刺激療法では、試験的に脊髄に刺激を与える“試験刺激”を行い、効果があった場合に刺激装置の植込みを行います。全ての治療にかかる入院期間は3週間程度です。

試験刺激では、脊髄を覆う脊髄硬膜外腔という部分にリードを挿入し、試験的に脊髄に刺激を与えて鎮痛効果が現れるかを確認します。試験刺激で鎮痛効果が認められ、脊髄刺激療法を希望する場合は、腹部などの目立たない部位に刺激装置を植込む手術を行います。刺激装置を植込んだ後は患者自身がプログラマを操作し、刺激装置のオン・オフや刺激の調整を行います。

治療(退院)後に気を付けること

刺激装置を植込んだ後、2〜3か月程度は日常生活で以下のような注意が必要です。

  • リードの位置がずれないよう、体の向きを変えるときは肩と腰を同時に動かす
  • うつ伏せ寝をしない
  • 過度に体を曲げ伸ばしたりひねったりしない
  • 階段の昇り降りや長時間座ることは極力避ける
  • 疲労を感じたら休息を取る

術後2〜3か月経過した後は軽い運動から再開でき、通常どおりの日常生活が送れるようになります。しかし、それ以降も激しい運動を行う場合や整体などを受ける際は主治医に確認し、刺激装置が正常に作動しないなどの異常を認める場合にも診察を受ける必要があります。

このほか、術後は安全情報などの提供のため、患者の同意を得たうえで個人情報などを記載した手帳が発行されます。外出時や旅行の際は手帳を携帯し、空港で金属探知機のゲートを通過しなければならない場合などは手帳を提示して、ほかの手段で検査を受けるようにしましょう。

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