せきずいしげきりょうほう

脊髄刺激療法

同義語
SCS
最終更新日:
2024年03月19日
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2024/03/19
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目的・効果

脊髄刺激療法は、鎮痛薬や神経ブロック*などによっても十分な鎮痛効果が得られない、慢性の難治性疼痛を和らげるために行われます。

具体的には神経障害による痛みと末梢血管障害などによる痛みに効果が期待されます。

*神経ブロック:末梢神経やその周辺に局所麻酔薬を投与したり高周波熱凝固などを施したりすることで、神経を麻痺させて痛みを軽減させる治療法。

治療詳細

脊髄刺激療法では、脊髄に刺激を与えるための刺激装置を体内に植込みます。刺激装置の大きさは種類によって異なりますが、およそ5.5cm前後で、腹部や腰回りなど目立ちにくいところに植込みます。

事前に“リード”と呼ばれる電極を、脊髄を保護する硬膜外腔という部分に挿入し、リードから電流を流して鎮痛効果が認められてから刺激装置を挿入する手術を行います。その後は患者本人が“プログラマ”というリモコンのような機器を操作することで、痛みに合わせて刺激の大きさを調整します。

目的(メリット)

個人差はあるものの、脊髄刺激療法によってこれまで感じていた痛みが半分程度に和らぐといわれています。痛みが和らぐことで日常生活上の苦痛が軽減し、生活がしやすくなって活動の幅が広がるなどの効果が期待できます。

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