症状
脳挫傷の症状は、損傷を受けた部位や程度によって大きく異なります。
症状がほとんど現れないこともある一方で、脳の大きな損傷や脳挫傷に続く出血や浮腫が生じた場合は、嘔吐、運動麻痺、意識障害、けいれん発作などの重篤な症状がみられることも多く、脳ヘルニアをきたし呼吸や循環を司る脳幹にまでダメージが及ぶと命を落とすケースも少なくありません。
また、頭に強い衝撃を受けたと同時に重篤な意識障害などの症状が現れることもありますが、受傷直後は軽症であっても3~48時間程かけて脳の浮腫や出血が広がり症状が進行するのも脳挫傷の特徴です。
損傷された脳は元の状態に戻ることがないため、適切な治療により症状が軽快したとしても損傷された部分の機能は失われ、場合によっては運動麻痺や言語障害、高次脳機能障害などの障害が後遺症します。
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