検査・診断
腟壁裂傷の診断は、腟鏡を用いて局所を観察することでなされます。傷口の位置や傷口の深さなどを、局所観察を通して評価します。これらの評価は、どのような治療方法をとるか、治療後の経過や注意すべき合併症などを考慮するうえでとても重要なものです。
腟壁裂傷では、大量出血をきたすこともあります。出血に関連してショック状態に陥ることもあるため、血圧測定や意識状態の評価、脈拍や呼吸数などを測定することになります。また、ショック状態に陥らなくとも、分娩に関連して貧血の進行がみられることもあります。そのため、貧血の程度を評価するために、血液検査を行うことでヘモグロビンなどを測定することもあります。
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