原因
腰椎圧迫骨折は、腰椎の椎体に縦軸方向の外力が加わることで、椎体が上下から圧迫されて、潰れた状態になる骨折です。
本来、椎体は体を支えるため非常に強固な構造をしていますが、交通事故や転落事故などで日常では加わることのないような非常に強い外力が作用すると骨折が生じます。
また、骨粗鬆症やがんの腰椎転移などによって椎体の構造が脆弱化している場合には、しりもちをつく・腰をひねる・重い荷物を持ち上げる、といった際に微細な外力が加わるだけで骨折を生じることがあります。これらのケースでは、全くきっかけもなく発症することすらあります。