治療
腱滑膜巨細胞腫では、主に手術が行われます。薬物療法の研究も進められていますが、2026年1月時点で日本国内において承認された薬はなく、いずれも保険診療として使用することはできません。
手術
標準的な治療法は、腫瘍が生じた部分を切除する手術です。関節鏡を用いた手術や、関節を切開して直視下で行う手術があります。しかし、特にびまん型では微細な病変を取りきることが難しく、術後の再発率は40~50%程度といわれています。再発した場合は再手術が検討されます。また、関節の変形が著しい場合は、人工関節置換術が選択されることもあります。
薬物療法
症状が重度かつ手術が難しい場合に対して、以下のようなCSF-1R阻害薬の研究や開発が進んでいますが、いずれの薬も2026年1月時点では本邦で使用できません。
ペキシダルチニブ
米国で承認されている薬ですが、重篤な肝機能障害のリスクがあるため、厳格な管理下での使用が必要とされています。本邦でも臨床試験が行われていましたが、2026年1月現在は試験登録が終了しています。
ビムセルチニブ
2025年に欧米で承認されている薬です。欧米を中心に13か国で行われた第III相臨床試験において、重篤な肝機能障害は認められなかったと報告されています。本邦での承認は2026年1月現在、得られていません。
ピミコチニブ
経口投与可能な薬として、アジアと欧米を対象とした第III相臨床試験が行われ、2025年に中国で承認されました。2026年1月現在、本邦では承認されていません。
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