治療
腸性肢端皮膚炎の治療では、不足した亜鉛を補うために亜鉛薬の内服治療が行われます。先天性の場合、1日あたりの亜鉛の投与量は乳児期で3mg/kg、幼児期で30~50mg、学童期以降は50~150mgと大量に投与する必要があります。そのほか、硫酸亜鉛を1日に200~400g投与する方法もあります。後天性の場合は、1日に34~100mgの亜鉛薬を投与します。
亜鉛を補うことで症状は1か月程度で改善が期待できるとされますが、生まれつきの遺伝子異常が原因の場合は生涯にわたって治療を継続する必要があります。
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