治療
腸炎ビブリオ感染症は、特別な治療を行わなくても通常は数日で自然に治癒します。したがって、症状を軽減するための対症療法が治療の中心で、下痢による脱水症状に対しては経口あるいは点滴による輸液が行われます。
腸炎ビブリオ感染症では激しい下痢がみられる場合がありますが、腸の蠕動運動を抑える下痢止めを使用すると細菌の体外への排出を遅らせてしまうことから、原則的には使用しません。
抗菌薬は必要ないことが多いですが、症状が重い場合にはニューキノロンやホスホマイシンなどの抗菌薬が使用されることもあります。
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