やくぶつせいしにくひだい

薬物性歯肉増殖症

別名
薬物性歯肉肥大
最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

薬物の影響で、歯肉の内部に存在する線維芽細胞が異常増殖することが原因であると考えられています。線維芽細胞とは、結合組織の一種であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの弾力性のある成分を作り出す細胞です。

つまり、薬剤性歯肉増殖症は単に歯肉が炎症などによって腫れるのではなく、歯肉の細胞自体が異常に増殖することで体積が大きくなった状態です。

原因となる薬物としては、抗てんかん薬のフェニトイン、高血圧症に用いられるカルシウム拮抗剤であるニフェジピン、免疫抑制剤のシクロスポリンが有名です。

歯肉増殖は特に歯垢が溜まった状態の歯肉に生じやすいことが知られており、発症には歯肉の炎症反応などが関係していることが示唆されています。

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