検査・診断
全身性の発疹が出た際、その原因になりそうな何らかの薬剤を使用していた場合に疑います。その薬の種類、使い始めた時期、発疹が出始めた時期などの関係が重要です。
たとえば、何らかの薬を飲み始めて数日後(多くは数日~10日程度)に薬疹を考えるような発疹が現れ、その薬を中止することで症状が改善すれば、薬疹の可能性が高いと考えることができます。
一方で、ウイルス感染などでも薬疹と似たような症状がみられることがあり、その治療のために薬を使用していれば、どちらが原因なのか区別がつきにくいこともあります。
薬疹とより正確に診断するためには検査を行う必要があります。発疹のタイプや重症度によって、パッチテストなどの皮膚テストや、血液を使って薬剤に対する反応をみる検査などを行います。場合によっては、疑わしい薬剤を少量から摂取して発疹がでるか調べる誘発試験を行うこともあります。
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