原因
原因となる寄生虫の卵によって土壌が汚染されると、野菜や果物にも卵が付着する可能性があります。こうした食べ物を調理不十分な状態で摂食することが原因となり、鞭虫の寄生が成立します。
体内に取り込まれた鞭虫の卵は、小腸のなかで孵り大腸へと移動します。大腸へ移動した鞭虫は、盲腸や上行結腸(大腸の一部)などの粘膜にしっかりと付着し、その場に留まろうとします。
また感染後に消化管内の鞭虫は消化管内で卵を産みつけます。鞭虫は1日に数千から数万個の卵を産むため、大量の卵が糞便と共に体外へと排泄されることになります。環境中へと排泄された卵は、およそ3週間の経過で感染性を持つ卵へと変わります。
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