がくかんせつだっきゅう

顎関節脱臼

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

新鮮脱臼は疼痛と機能障害が持続するため、できるだけ早期に整復し、一定期間固定する必要があります。精神疾患、精神発達遅滞、運動障害などで徒手整復が困難な場合は、笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法などの全身をリラックスさせる方法を併用したり、全身麻酔下に筋弛緩薬を併用して整復したりすることもあります。

習慣性脱臼は整復しても繰り返し脱臼することが多いため、治療の必要性は脱臼の頻度、脱臼による日常生活やQOL(生活の質)への影響の度合などを考慮します。 前方脱臼の徒手整復法は、以下の2つに代表されます。

ヒポクラテス法(Hippocrates法)

術者が患者さんの前方に立ち、両手の親指を下顎臼歯部(奥歯)に置き、他の4指で下顎骨体部下縁を保持します。親指で下顎臼歯部を押し下げて下顎頭を下げると同時に、他の4指でオトガイを上方へ回転させるように持ち上げ、かつ下顎を後方へ押し付けるように力を加える方法です。
医師や歯科医師による実施が望ましいです。

ボルヘルス法(Borchers法)

術者は患者の後方に立ち、ヒポクラテス法と同様の操作を行う方法です。整復後はオトガイ帽(チンキャップ)等を用いて一定期間固定し、再脱臼を防止する必要があります。
 

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