予防
食道異物を予防するには、まず食事に気を付けることが大切です。食べ物や魚の骨などがつまらないよう、よく噛んで、ゆっくり飲み込むことを意識しましょう。飲み込む際に違和感があれば、躊躇せずに吐き出すことも大切です。また、年齢を問わず肉類は小さく切り、魚は骨をしっかり外したうえで食べることを心がけましょう。
子どもや高齢者は特に注意
子どもや高齢者は特に食道異物を引き起こしやすいため、特に注意が必要です。
小さな子どものいる場所では、子どもが口に入れてしまいそうなものは手に触れない場所に片付け、保護者や周囲の人が注意深く見守りましょう。
高齢者は口や喉が乾燥して、ものが引っかかりやすくなるため、薬を飲むときは水や白湯を十分飲むようにしましょう。薬をシートごと飲み込まないよう、シートを1つずつ切り離さず薬を押し出して薬のみを服用するようにするか、薬が多く管理が困難な場合は、かかりつけ医や薬局に一包化*を相談するとよいでしょう。入れ歯の管理にも注意が必要です。
*1回に何種類かの錠剤を服用する場合にそれらを1袋にまとめること。
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