検査・診断
鼓室炎の診断では、ペン型のライト付き耳鏡を使用して、鼓膜と鼓膜に穿孔があればその奥の鼓室の観察をおこないます。
具体的には、
- 鼓膜が炎症で赤く腫れあがっていないか
- 鼓膜が破れていないか
- 膿が鼓室にたまって鼓膜が膿で膨隆していないか
などを確認します。
また、鼓膜が破れて耳だれがあるときには病原体を特定するための培養検査も考慮されます。この際、抗生物質に対しての効果を判定するための感受性検査も同時に検討されます。
鼓室炎では耳の聞こえが低下することもあるため、経過に応じて聴力検査を行います。
また、鼓室だけでなく、幅広い範囲に炎症が広がることもあるため、CT検査といった画像検査を併用することもあります。
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